ノートとペンのイラスト

「恩返し」じゃなくて「恩送り」

花束と開いた古い本、ラテアートのコーヒーが並んだテーブル

先日、とあるご長寿番組を翻訳する機会をいただきました。専門性が高く、キャラクターの特徴も上手く合わせていく必要がある案件だったので、時間の許す限り過去シーズンをさかのぼって視聴していました。

すると、クレジットにとある先輩翻訳者さんのお名前を発見。諸々情報が出たところで、別件のついでにお伝えしたんです。担当されていたエピソードが勉強になったこと、私も同じ番組を担当したことなど。

そしたらすごく喜んでくださって、(配信媒体の一つが衛星放送だったのですが)「おうちで契約してなければ、よければダビングして送りますよ」と。自分のクレジットが出るうれしさは知っているから遠慮しないで、というお気遣いまでいただきました。

この先輩からは、少し前にも翻訳や調べものに関する本をたくさんいただいたことがあります。何かお礼をしようとしたところ、
「自分も先輩に色々してもらってきたから、(自分はいいから)あさこさんもまたいつか後輩に恩送りしてね」
というようなことを言われたのが印象に残っています。「恩返し」ではなく「恩送り」。なんてステキな言葉でしょう!

フリーランスで映像翻訳をやっていくのは厳しいことも多くありますが、こうした温かいつながりがあるからこそ、また頑張ろうと前を向けます。今回いただいた恩を、いつか自分も誰かに送れるように——そんな気持ちで、また明日から画面に向かおうと思います。

ちなみに、この先輩とご縁があったのは、映像翻訳者の会 Wakkaを通じてです。私は今、この会の運営メンバーもやらせてもらっています。ひとりで悩まずにすむことを目指す、雑談や相談もできる気軽な集まりなので、気になる方はHPをのぞいてみてください♪

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